液体クロマトグラフィー逆止弁ルビーセラミックウォーター交換

逆止弁の交換時期はいつですか?
① システムの動作中に表示される「Lost Prime」は、システム圧力が低すぎて、通常の液体クロマトグラフィー操作に必要な背圧よりもはるかに低いことを示します。主な原因は、ポンプヘッドの逆止弁の汚れや、逆止弁内に小さな気泡が残って注入がスムーズに行われないことが原因です。このとき、「ウェットプライム」を5分間運転して小さな気泡を追い出す努力をする必要があります。この解決策が失敗した場合は、逆止弁を取り外し、80℃以上の水を使用して超音波洗浄することになっています。繰り返し洗浄しても効果がない場合は、逆止弁カートリッジの交換をお勧めします。

② システム圧力が大きく変動した場合、ポンプヘッドや逆止弁内に気泡が存在することが判明します。高流量で泡を洗い流す「ウェットプライム」を5～10分間運転できます。上記の方法がうまくいかない場合は、逆止弁を取り外し、80℃以上の水で超音波洗浄することになっています。繰り返し洗浄しても効果がない場合は、逆止弁カートリッジの交換をお勧めします。

③ システムの注入再現性に問題がある場合は、まず保持時間を観察してください。保持時間に問題がある場合は、システム圧力の変動が正常かどうかを確認してください。通常、流量 1ml/min の場合、装置のシステム圧力は 2000 ～ 3000psi でなければなりません。（クロマトカラムや移動相の種類により比率は異なります。）圧力変動は50psi以内が正常です。バランスのとれた良好なシステム圧力変動は 10psi 以内です。圧力変動が大きい場合は、逆止弁の汚れや気泡の可能性も考慮して対処する必要があります。

セラミック逆止弁を使用するのはどのような場合ですか?
2690/2695 のルビーチェックバルブと特定のブランドのアセトニトリルの間には互換性の問題があります。具体的な状況としては、100% アセトニトリルを使用し、一晩放置し、翌日から引き続き実験を開始すると、ポンプから液体が出てきません。これは、ルビー逆止弁の本体とルビーボールが純アセトニトリルに浸漬されて固着したためです。逆止弁を取り外して軽くたたくか、超音波処理をする必要があります。逆止弁を振るとわずかな音が聞こえますが、これは逆止弁が正常に戻ったことを意味します。次に逆止弁を元に戻します。通常、実験は 5 分間の「ウェットプライム」後に実行できます。

以下の実験でこの問題を回避するには、セラミック逆止弁を使用することをお勧めします。