Chromasirは長年の研究開発を経て、カラム構造と充填剤を変更・最適化したGhost-Sniper ColumnⅡを2019年に発売します。過酷な条件下でも優れた捕捉効果を発揮します。同時に、メソッドバリデーションや微量物質分析におけるゴーストピークの干渉をより効果的に排除します。
ゴーストスナイパーカラムを使用する前に、ゴーストピークとは何かを理解する必要があります。ゴーストピークはクロマトグラムにおいて原因不明のピークで、クロマトグラフィー分離、特にグラジエントモードでの分離中に発生します。分析者にとって、ゴーストピークは厄介な問題となる場合があります。例えば、ゴーストピークが分析対象ピークと重なると、定量上の問題を引き起こします。ゴーストピークを除去したり、ゴーストピークと分析対象ピークの分離度を改善したりするために、分析者は多くの時間を費やす必要があります。ゴーストピークは様々な原因から発生する可能性があり、調査には多大な時間がかかる可能性があります。
ところで、ゴーストピークが発生する原因をご存知ですか?ゴーストピークの発生原因は様々ですが、大きく分けて以下の3つに分類できます。
1. ポンプ内の気泡、汚れた検出器、汚れたインジェクターニードルなど、システム内の汚染物質。
2. 前回の注入から持ち越された汚染物質など、カラム内の汚染物質。
3. サンプル内の汚染物質。
4. 水相、緩衝塩、または有機相からの移動相中の汚染物質。
5. サンプル瓶やサンプルを調製するためのその他の容器内の汚染物質。


上図から、ゴーストピークスカラムがゴーストピークに大きな影響を与えていることが明確に分かります。Chromasirのゴーストスナイパーカラムは、研究者の実験と分析を常にサポートし、メリットをもたらします。
新製品の研究開発に取り組んでおりますので、今後の製品発表にご期待ください。Chromasirのゴーストスナイパーコラムにご興味をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせください。
投稿日時: 2021年3月15日